ツバメ日記2007
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2007年のツバメの子育ては、5羽が無事巣立ちました。
以下は、その記録です。
番外 | 2007.03.26 |
昨日は、雨。ほとんど外に出られず。 「ツバメかんさつ全国ネットワーク」から2007年の観察をスタートするとのメールが入る。 よって、日がな一日、家の窓からツバメがやってこないか、電線を見つめてすごす。 と、ムクドリのカップルがやってきた。 動画で撮ればいいのだろうが、あいにく私は動画は苦手。 ちょっと枚数が多くなるが、一連の行動を・・・・。 両者の嘴の違いが気になってカメラを向け、シャッターを押した。 と、やおら♀(勝手にそう思い込んだだけで、実際は知らない)が、変な行動に。 「あれまあ。どうしたんでしょう。出来ちゃったのかしら????」なんて、本人がつぶやいたかどうかは知らない。 と、♂が「どうしたんだ」と声をかけた。 「いえいえ、なにも。本当に何も無いわよ」 「本当に、何も無いのか。俺たちの間で隠し事は無しだよ」 「こうやって、隠しちゃえ。あれ、ダメだわ」 「これなら、隠せるかなあ」 「もう、知らないことにしよう」 カワセミや海鳥、猛禽類など、動物性の餌をとる鳥は、骨やうろこなど、消化できないものをペリットとして、口から吐き戻すのだそうです。 ネットで検索してみると、カワセミがペリットを吐き出す時の様子を撮ったものが数多く見られます。 でも、ムクドリは、どちらかというと、種子などを食べる草食性。不思議でしたが、ネットで見ると、消化しきれない種子などをペリットとして吐き戻すことがあるのだそうです。 ちょっとびっくりした一日でした。 |
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2007.03.31 |
今日こそは・・・、と待ちました。 |
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ツバメの行水 | 2007年05月03日 |
カラスの行水とは・・・。短いとの意に使われるが、ツバメは行水するのであろうか。 |
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戻ってきたツバメ | 2007/05/10 |
我が家の玄関先にツバメが戻ってきました。 |
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巣作り5日目 | 2007/05/12 08:26 | 昨日は強風。 苦労して巣材を運んでいたが、やはり、工事は難航したようだ。ほとんど進展せず。 今日は、朝から、活発に動いている。 ライブカメラを設置して、その様子を見ているが、このツバメたちかなり几帳面なようだ。 巣を丁寧に作っている様子がみてとれる。 ライブカメラ映像をネットにのせようと思っているが、いまのところ、角度が悪く、調整しなければならないので、しばらく、かかりそうだ。 |
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ライブカメラを設 | 2007.05.12 |
我が家の玄関先にツバメが巣作りしている。 |
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巣作り6日目 |
2007/05/13 08:42 今日は朝か |
大車輪で巣作り。 |
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巣作り7日目 | 2007/05/14 | 巣を作り始めて1週間。 完全に出来上がった。 本日は、敷き藁などの内装工事と、躯体の補強など、少々の手直し。 それも、午前中でほぼ終わり。 午後から巣はからっぽ。 新婚旅行に出かけたのだろうか。 それとも、できばえに満足せずに、巣を放棄したか・・・・。 それは、明日の朝のお楽しみ。 どうも、ライブカメラの調子が良くない。 シャープさに欠ける。 まあ、60万画素程度のカメラなので、多くは期待していないが、ここに来て急に解像度が落ちた感じ。 まあ、これから取り替えるのも、ツバメに負担をかけるだけなので、今年は、これで付き合う以外ないが・・・。 さて、卵はいくつ産むのだろう。明日からがまた、楽しみ。 |
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巣作り8日目 | 2007/05/15 | これぞ職人・・・。そんな感じを抱かせるツバメたちである。 昨日で巣は完成したかと思ったのだが・・・。 細部にまでこだわる。 巣のふちを天井と寸分たがわず平行に作る。 いつもなら、「玄関を汚されるからツバメはあまり好きじゃない」と、口走る相方も、今回のツバメだけは・・・、 「落とす泥やわらくずも少なく。綺麗な巣を作っているわね」と、好意的。 そろそろ、産卵に入っているのか、♀が巣に時々とどまっていることがある。 しかし、それ以外は、職人なのか、午前中はしっかり、巣作りをするが、午後からは完全に休み。というせいかつで、午後は巣が空っぽのことが多い。 さて、いつから、抱卵に入るか、ここが、ポイントになってきた。 目が離せないぞ。 |
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9日目 | 2007/05/16 | ツバメの巣が空っぽのことが多い。 長い子育てに備えて、体調を整えているのだろうか。 時々、♀が巣に戻ってくるが、産卵しているのかも知れない。 どの鳥もそうかもしれないが、ツバメは一定の卵を産むまでは抱卵に入らない。 というのも、一個目を産んだときから抱卵に入ったのでは、ヒナが孵る日が、まちまちとなる。 片一方で抱卵しながら、生まれたヒナには餌をあげなければいけない。こんな、忙しいことは無い。おまけに、早く孵ったヒナは、それだけ大きくなって、餌を独り占めする公算が大きい。最後に孵ったヒナには、餌が回らない公算が大きい。 親鳥にとっては、ヒナは出来るだけ一緒に孵って欲しい。 でも、5固程度の卵を一日そこらで産むのは不可能に近い。ならば、先に産んだ卵はしばらくそのままにして、最後、卵を産んでから抱卵に入れば、ほぼ同じ時期に孵るこうさんとなる。 このため、卵を産んでもすぐには抱卵しない。 だから、巣には卵がある公算が大きいが、確認しようが無い。 これまで、巣を見てきた状況からすると、卵を産むと、その卵を隠すためかどうか、羽根で覆うことが多い。だから、卵か巣にあるかどうかは、羽根があるかどうかで、これまで、判断してきたが・・・。 今回の巣は、きっちりと作られており、中をうかがい知ることが出来ない。 羽根らしきものが見えないか、ライブカメラのモニターを仔細に見ているが、未だ、確認できない。 巣が、ほぼ完成して、今日で2〜3日。 巣に戻ってくる♀の様子からすると、巣に卵があるのではないかと思うが・・・・。 私の予想は、外れることが多い。 まあ、あせらず、待とう。そのうちわかる。 |
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10日目 | 2007/05/17 | このツバメたち「巣作りが趣味」なのではないかと疑いたくなるほど、巣作りの時には一生懸命だったのに、巣が出来上がったとたん、ほとんど巣に寄り付かない。 ライブカメラの映像を見ていても、ほとんど、ツバメが写らない。 時たま、♀が戻ってきて、巣にしゃがむことはあるが、すぐにまた出て行く。 産卵にしては、時間が短いように思うか、ツバメの産卵も軽いのと重いのがあるのだろうか・・・。 ただ、よく見ていると、巣に羽根らしきものが見えることがある。 卵を隠しているのか、温度の調整のために羽根を置いているのか・・・・。 大体、巣に卵があるときには、羽根があるように思う。 だから、産卵を行い、これからの、子育てに備えて、体力の充実を図るため、一生懸命餌を獲って食べているのだろう。 さて、いつから抱卵に入るのだろうか・・・・。 写真は、今日、午後、一時巣に帰ってきたときの様子。 |
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番外 | 2007年05月17日 | ツバメ日記は私の別なブログで紹介しているので、そちらを見て欲しい。 よって、このブログは、ツバメとのタイトルだが、実際は、ツバメの巣について・・・。 我が家の玄関に巣を作ったツバメ、昨年は、ぞんざいなつくりの巣立ったためにヒナが落下、上手く育たなかった。このため、昨年、この巣を撤去、今年、新しい巣を作ってくれることを期待して見守っていた。 最初は、巣が消えて、戸惑ったのか、なかなか我が家に寄り付いてくれなかった。 しかし、10日ほど前から、撤去した巣をなぞるように新しい巣を作る番が現れ、現在、完成した。 昨年の巣とは雲泥の差、本当に職人が丹精込めて作った、芸術品というような巣である。これならば、すばらしい子育てが出来るだろうと、期待を持って、営巣を見守っている。 いや、今日は、我が家の巣の話ではない。 我が家にツバメの巣があると、他の巣のことも気になり、ツバメが飛んでいると、どこに巣があるだろうと探すようになる。 某日、田を歩いていたら、ツバメが飛び交っている。 そのうちの番が、しきりに、小さな橋の下に入っていく。 その様子から、古い巣があって、それを自分たちの巣として使うか検討しているようである。 ただ、背の低い橋なので、そのなかにある巣は外からは全くわからない。 川岸に下りて、巣を探してみた。 かなり暗い。 なんとか、巣らしきものが見える。 望遠レンズで狙ってみた。 ええええええ!!!!!! この巣どうなっているの?????? 橋の縁に作られた巣はよく見かける。これでは、カラスに狙われるだろうなあと思いながら、見ていると、大体1年で使われなくなる。 しかし、この巣は、カラスや他の外敵に狙われることはまず、ありそうに無い。 それより、なにより、この巣はどうやって作ったのだろう。 もう少し、アップにしてみた。 ツバメの巣作りで、ツバメが一番入念にすることは、落下を防ぐために壁と巣の接触面積をいかに沢山確保するかということ。 我が家のツバメの巣を見ても、壁と接触する部分は、これでもかというくらい、広く泥が塗られ、落下しないよう、気を配っている。 なのに、この巣は、橋から飛び出した、鉄筋一本をベースに巣を作っているのである。強度を持たせるために、泥より、繊維質を沢山使い、全体も軽くするよう工夫が凝らされている。 まさに、最先端の知識と技術を持って作られた巣という感じだ。 ツバメの世界にも、職人芸の建築家がいたのである。 恐れ入りました。脱帽である。 |
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ツバメ日記番外 | 2007/05/17 | ツバメの巣を観察するため、ライブカメラを設置しました。 小生のhpから入っていただければ、5秒ごとに、画が自動的に、最新のものと入れ替わります。 興味のある方は小生のhp「宮代自然図鑑」から、お入りください。 |
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14日目 | 2007/05/21 | いよいよ本格的な抱卵に入った。 今までは、時々、巣に現れては、ちょっと巣の様子を確認して、また、どこかにデートに出かけていたが、いよいよ、卵を産み終わったのか、♀が巣を離れることが少なくなった。 本当は、何個の卵を産んでいるか確かめたい気持ちでうずうずしているが、しばらくは、抱卵を見守ろうと思う。だって、ヒナが孵れば、何個の卵だったかはすぐにわかること。これから約2週間まてば、その結果はでる。 ツバメが巣に出入りするようになると、色々な鳥がちょっかいを出しに来る。 一番うるさいのが、カラス。 カラスも現在、子育ての時期なので、餌を欲しがっている。どんなものでもつかまえて餌にしようと血眼だ。 ツバメの親はもとより、ヒナが孵れば、それを狙おうと今から、巣の位置を確認に現れたりする。 それで、巣の前に、すだれを置いて目隠しをしてみた。 抱卵に入る前に、こうしたものを設置すると、ツバメは驚いて、というより、自分たちの行動を邪魔されていると勘違いして、巣を放棄することがあるそうだ。 しかし、ツバメは、一度抱卵に入ると、よほどのことが起きない限り、巣を放棄することは無いそうだ。 まさに「女は弱し、しかし、母は強し」である。 今朝も、これまでだと、玄関のドアーを開けただけで、巣から飛び出して、家の前の電線に飛び移っていたが、今朝は、ちょっと様子を見てから、巣を離れていた。 でも、昼近くなると、ドアーを開けても、その様子にチラッと視線を送るだけで、巣から離れない。お尻が、どっしりと巣の中にはまり込んだ感じである。 |
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15日目 | 2007/05/22 | 今日も♀ツバメは一日、巣で抱卵。 もう、完全に、母親の態度になってきた。 これまでだと、ちょっとした物音で、巣を離れることがあったが、今日は、食事の時間とちょっとなまった身体を伸ばすためにエクササイズをする以外、全く巣を離れない。 朝、私が巣を下から見上げて、目が合っても、逃げない。 実は、ライブカメラのスイッチを入れると、カメラが首振りをするので、驚かすことになってはと思い、親むツバメが巣を離れるのを見てから、スイッチを入れているが、今日は、なかなか巣を離れないので、スイッチを入れるタイミングがなかなか出来なかった。 |
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18日目 | 2007/05/25 | ♀が卵を抱き、♂が外の電線で巣を見張る状況が続いている。 近くで、カラスとムクドリとスズメが子育てを行っている。 だから、これらが、時々接近する。 ♂は、その度に緊張する。 スズメの場合は、完全に見ているだけ。 ムクドリの場合は、警戒の色を浮かべるが・・・。 カラスの場合は、一定距離以内に入ると、♂は、警戒の鳴き声を発しながら、カラスに向かっていって、攻撃を加える。 場合よっては、近くから、別なツバメの♂が駆けつけて、援軍となることがある。 ♀は子育てをし、♂は家庭を守るという、区分けがはっきりとしている。 今日は、どうしてか、ムクドリにツバメが攻撃を加えていた。 よほど、ムクドリがツバメの巣に近づいたのかもしれない。 ムクドリが、その勢いに押されて逃げ出すと、ツバメの♂は、すぐに巣に戻ってきて、 巣をつぶさに調べ、♀が戻ってくるのを待つ。 巣に座って、卵を抱くことは無い。 |
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20日目 | 2007/05/27 | 我が家のツバメは、卵を抱いたまま、大きな変化はない。 ただ、巣の外は、相当にうるさい。 ♀は抱卵して、♂は巣の外の電線で巣を見守っているが、この♂、相当に喧嘩に自信があるのか、他の鳥が巣に近づこうものなら、どんな鳥であろうと、ピー、ピーと警戒音を発しながら、喧嘩をうっていく。 まあ、大体は巣に近づくほうが悪いのだが、カラスにはよほど遺恨があるのか、ちょっと離れたところでも、カラスが我が家のどこかにとまろうものなら、巣から相当に離れていても、攻撃を仕掛ける。 小さな身体で、カラスに向かっていくのだ。 武器は、そのスピードだけ、カラスの頭めがけて、突っ込んでいく、煩く鳴きながら来るので、さすがのカラスももてあますのか、逃げることが多い。 それに気をよくしてか、見つけ次第、攻撃を仕掛けるという感じである。 逆襲を喰わなければ良いがと、ハラハラしながらみているが、撃退しているので、今のところは攻撃が功を奏している。 ところで、今日、散歩していたら、巣作り用の巣材をせっせと運んでいるツバメに出会った。 詳細は、別なブログで紹介しようと思うが、とりあえず、写真だけ。 |
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22日目(番外) | 2007/05/29 | 当家のツバメは、抱卵が続いている。 ので、本日は番外。 先日出会った、ツバメの巣材集めの話。 ツバメが地上に足をつけるのは、巣を作るための材料を集めるところ以外、出会ったことがない。 この日も、田圃にツバメが降り立つ。 巣作りに一生懸命のようだ。 ツバメは、巣を作り始めるまでは、非常に慎重だが、一度、一つの目的が出来ると、かなり大体になる。 この日も、巣を作るという目的があるせいか、私が、カメラを向けているにもかかわらず、近くまで来て、巣材を集めていた。 だがら、私もメモリーが許す限り、シャッターを押した。 ほとんどは、ぴんぼけだったが、一応、姿かたちがわかるものを以下に紹介したい。 |
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27日目 | 2007/06/03 | ツバメが巣作りを始めて27日目。 抱卵に入って、約2週間。 毎日、そろそろかな。と思いながらライブカメラの映像を見ているが、未だのようである。 ただ、最近、雄が巣を見回る回数が多くなり、雌が長時間いないと、巣でウロウロしたり、少し、抱いたりしているようだ。 雄もそろそろかな、と思っているのかもしれない。 こうして、毎日ライブカメラの映像を見ているが、実は、巣の中を直接見たことはない。 だから、巣の中に何個の卵があるかは知らない。 我が家の巣のことを報告している「ツバメかんさつ全国ネットワーク」でも、卵の個数を記入しなければいけないのだが、今のところ記入していない。 昨年までは、手鏡で中を見て個数を確認していたが、何個あるのかはヒナが孵るまでの楽しみとしてとって置きたいと思うようになった。 何羽のヒナが巣から顔をのぞかせるのか、楽しみにしようと・・・。 待ち遠しいところである。 |
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32日目 | 2007/06/08 | 本来なら昨日かくべきでしょうが、ばたばたとしていたので、本日。 昨日は、巣作りから31日目。約1ヶ月ということでしたが、やっと、ヒナが孵りました。 朝、いつものように、ライブカメラ映像を見ると、親ツバメの動きがあわただしい。 他のブログを書きながら、画像を見ていると、親ツバメが卵の殻を銜えて、巣の外に持ち出している。 孵ったのである。 後で、玄関先を見てみると 少々長い抱卵だったので、無精卵なのではないかとやきもきしたが、どうやら。 ただ、何羽孵ったのかは確認できていない。 今朝は、早くから、親ツバメたちは餌を運んだり、雛を抱いて暖めたり。 忙しく動き回っている。 ますます、親としての自覚が出来てきたのか、今までは、玄関ドアーをあけると、飛び立つことが多かったが、今日は、あけても、巣にとどまったまま。 長くて短い子育てのスタートである。 |
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ヒナ誕生 | 2007.06.09 | 空模様がおかしい。 散歩を見合わせて、待つ。大粒の雨が降ったり、ちょっと小止みになったり。 今日は、こんな感じとの天気予報。 ならばと、今日は、ツバメと一日にらめっこしよう。 にらめっこといっても、私は、パソコンの前。ツバメは巣の前に設置されたカメラとではあるが、電波でにらめっこ。 ツバメの卵から、ヒナが誕生したのが、一昨日。 親ツバメも餌を運んだり、ヒナを暖めたりと忙しい。 だから、ツバメの方は、にらめっこしている暇は無いので、私の方の一方的なにらめっこ。 ♀が帰ってきた。ヒナに餌を与える。糞をしていないか見て、しそうだと待って、その糞を食べる。もう少しすると、銜えて運び出すが、今は、まだ小さいので、食べたほうが早いし、効率的なのか親鳥が食べてしまう。 ヒナの様子を見て、暖めるため巣の中に入り、どっかりと腰を下ろす。 ただ、時々、おなかの下のヒナの交通整理をするためか、下を覗き込んで、抱く位置を変える。 暖めかわるか、♂が餌を運んでくると、巣を出て行く。 替わりに餌を運んできた♂。まだ、餌も小さいし、ヒナも大きくないので給餌の様子は、わからない。 ところで、何故♂、♀がわかるのかって・・・。 実は、本当はどっちがどっちなのかはわからないが、このカップルの場合、♂は少しからだが大きく、燕尾が少々長い。全体にすらっとして格好が良い。 ♀は、少し小さく。卵を抱くせいか、全体に羽根が荒れ模様で、背中や首周りに白い毛が目立ったりする。 まあ、愛の交換の頃から見ているとなんとなくわかってくるというのが正直なところである。 同じような格好をしているのに、♂と♀、どこで見分けているんだ・・・。 写真を見ていただくとわかりますが、♂の燕尾の片一方が傷ついたのか短い。これで、今のところは見分けています。 それは、さておき。 給餌を終わった♂は、ヒナがさらに餌を求めているようなら、すぐに餌獲りにでかけるが、ちょっと一服するときもある。 ♀ならば巣に入ってヒナを暖めるのだろうが、♂が巣の中に入ることは、ほとんどない。また、巣の付近で♂、♀がかち合ったときも、♂が♀に順番を譲る。 巣の付近の主導権は♀が持っているのである。 台所にうろうろする男性が多い昨今、ツバメは完全に領分を守っている。 但し、巣を離れて、巣の前にある電線からは♂の領分で、巣に近づく不審者にはピッピッピッと警戒音を発しながら威嚇し、持ち前のスピードで突っ込んでいく。それは、相手がカラスであっても変わらない。 逆襲にあうのではないかと心配になるが、果敢に攻撃を加えて、撃退する。攻撃といっても、ただ、相手の頭付近に急降下して旋回するだけなのだが、カラスは煩く思うのか、逃げていくことが多い。場合によっては、近くのツバメが集まってきて、集団で攻撃するときもある。 こうして、♂は家族の安全を護り、♀は子どもの成長を育んている。 もうすぐ、巣から、その子どもの顔がのぞくことだろう。 きょうは、その嘴の先でも見えないかと、にらめっこを続けよう。 私にとっては、いい、雨模様の一日になりそうだ。 |
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34日目 | 2007/06/10 | 豪雨に雷。大変な天気です。 しかし、ツバメは、子ツバメの餌を探しに、豪雨の中でかけていく。 そして、給餌。 すごいなあ、と思いながら、外を見ると・・・。 あれれれれれれれれ。 電線に止まっているツバメが・・・。 巣を守っているといえば聞こえはいいが、どうもその姿は、水浴びの感じ。羽根をばたばたとさせ、楽しそう。 どう理解したらいいのだろう。 と思っていたら、餌を探しに飛び立った。 こんな日に虫が飛んでいるのだろうか・・・・。 どこで探してくるのだろう。 |
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35日目 | 2007/06/11 | 昨日から巣の中に何羽の子ツバメがいるか、確認を行おうとライブカメラの映像をにらんでいるが、画質が悪くなかなか上手くいかない。 最低3羽はいるようだが、それ以上は確認できない。 食欲は旺盛で、親ツバメも頻繁に餌を運んでくる。 食べるとでるものも多い。そうなると親も食べてばかりはいられないので、銜えて運び出す。 最初は糞の色も黒っぽかったが、最近は白っぽくなっている。 巣をよく見ていると、時々、顔をというより大きな口が画面に現れる。ぼさぼさの毛に白い大きな嘴。それを大きく開けて、餌をねだる。 |
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36日目 | 2007/06/12 | 大分、はっきりとした仕草で餌をねだるようになってきた。 親鳥が飛んでくると、その気配を感じるのか、首を伸ばして、口を大きく開ける。 上の写真で、親鳥の嘴の下にいるのが子ツバメ。 |
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暑さ疲れ | 2007/06/16 | 本日、やつと今になってのブログ。 どうなっているのか。 いやー。疲れました。 パソコンが暑さのためか悲鳴を上げてしまい。再セット。今までかかりました。 でも、しっかりと他のパソコンでツバメの様子は見ておりました。 ツバメも疲れております。 暑さに・・・。 それでも、親が餌を持ってくると、 でも、どことなく暑さに負けて・・・。 やけのやんぱちで、口をあけているように見える。 まだ、目が見えていないのだろうが・・・・。 私も再セットアップに疲れました。散歩もなし。 |
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41日目 | 2007/06/17 | 我が家のツバメたちは、日に日に大きくなって、親も餌を運ぶのに大忙しの状況である。 昨日は、暑すぎたせいか、巣の中で、半分口をあけ、巣の外に体を半分投げ出して、ハアハアいっていたが、今日は、少しはいいのか、餌をもらうのに一生懸命である。 そんな、ツバメたちをおいて、散歩に出かけた。 すると、電線に巣立ったばかりなのか、ツバメの一家が。 望遠で見ると、今巣立ったらしい子ツバメも 盛んに、親や先輩ツバメが周りを飛んで、飛ぶことを促すが、なかなかふん切れない様子。 一足早く、飛び回ることを覚えたらしい兄弟が、飛んできて、近くに止まる。 先輩面はしているが、まだまだ不安が多いのか、うろうろ。 と、その様子に興味を持ったのか、闖入者が。 この闖入者の動きに促されたのか、子ツバメも、親や兄弟のたちの方に飛んでいった。 巣立ち。旅立ちである。我が家のツバメはいつになるだろう。その間、無事に育つことを祈ろう。 |
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47日目 | 2007/06/23 | 巣のふちにつかまり、羽ばたくまねをするなど、だんだん、ツバメらしくなってきた。 羽づくろいも一人前で、餌をもらうか、羽繕いか、口をあけて寝ているか。 巣が狭すぎて、酸欠なのではないかと心配されるくらい、窮屈で、時には落ちるのではないかとヒヤヒヤする場面もある。 で、要領のいいやつは、巣のふちにつかまって、休む。そうすると体は外に出ているので、幾分暑さがしのげるのだろう。 たた゜、体が、餌をもらうときとは逆の方向になるので、絵をもらうときだけは、体をひねる。 そうできない子ツバメは、暑くてたまらないのか、口をあけて、息をしている。 犬が舌を出して体温調整するように、ツバメは口をあけて息をする。 これは、昨年親ツバメが卵を抱きながら、口をあけて息をしているのを見て、そう思った。そのときは、息苦しいわけでもないので、それによつて体温を調整しているのではないかと思った。 で、今日、子ツバメたちを見ていて、ちょっと疑問に思った。 ツバメに限らず、鳥の雛たちはどうやって、水分をもらっているのだろう。餌からだけの水分で足りるのだろうか。 もしかして、親ツバメが、水を運んできているのではないかと思って、ライブカメラをじっと見ているが、未だに、水を飲ませているような情景には出会えていない。 まあ、カメラの映りがよくなくて、餌を運んできたのか、水を運んできているのかまでは、判別できないというのが、実情ではあるが・・・。 |
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ツバメと乳母車 | 2007/06/24 | 旅に出て、ツバメの姿を見ると、つい目で追ってしまう。 どんな巣を作っているのだろうかとか、子供が育っているのだろうかとか・・・。 大体は、巣まで行き着かないうちに見失ってしまうが、運よく巣を発見するときがある。 もうかなり大きい子ツバメがきちんと並んで餌を待っていた。 4羽いるようである。 もうすぐ巣立ちなのだろうか。 外に出たいが、いまひとつ、ふんぎれない。 何か手助けでもあれば・・・・。 乳母車じゃためなのかなあ・・・・。 |
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53日目 | 2007/06/29 | ついにやってきました。 巣立ち。 本日午前5時50分。 わずか1分ほどの出来事でした。 一羽が巣立つと、残りも一斉に。 見事な巣立ちでした。 いま、巣のライブカメラは、空っぽの巣を映し出したまま。 ときおり、ツバメが現れますが、すぐに、巣を離れます。 親ツバメなのか、子ツバメなのか。 親ツバメが巣の状況を確認に現れているのでしょう。 巣、作りから53日目の出来事でした。 |
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お礼の挨拶 | 2007/07/01 | ツバメが巣立って3日目。 昨年までのツバメは、巣立つとそのまま塒に直行したのか、巣に戻ってくることはなかったが、今年のツバメは、一昨日、昨日と夜泊まりにやってきた。 そして、今朝は、お礼を言うためか、長々と、巣の周りを飛び回り、電線の上から巣を確認していた。来年、戻ってくるとき、見間違わないようにしようというのか。 お礼を言っているようにも見えるので、記念撮影をするとこととした。 |